今回は いよいよノア子ちゃんのブレーキキャリパーオーバーホールの作業を行いますよ~~。
おっと、その前に。
今回作業の動機です。
2009年3月初回登録 15歳になるノア子ちゃん。 お仕事していた頃は自動車も2台所有していたので、いまだに走行距離は8万8千kmと年数の割には少な目ですが、けっこうお年寄りになってきました。(^^;
あと3~4年前後に”終の”車に買い替えるつもりですが、現行ノア子ちゃんのブレーキ周りのシール類は交換したほうがいいかなあと・・。
バイクのブレーキ周りのオーバーホールは、自分で何度もやっているものの、車に関してはやったことがありません。
それはエア抜きの作業が、車だと一人ではできないと思っていたから。
バイクだと片手でブレーキレバーを握って、片手でキャリパー側のブリーダープラグの開閉が一人でできますが、車だと大ダコではないかぎり 片足でブレーキ踏んで、手でブリーダープラグの開閉が一人でできません。
車屋さんのように、負圧でブレーキフルードをブリーダープラグから抜き取るブレーキフルードチェンジャーも持ってないし・・。
ところが、一人でブレーキフルードの交換作業ができるアイテムがあるのをネットで見つけました。
ひとつは、前回記事でも紹介したコレ↓
ブリーダープラグに取り付けるホースに、一方方向にしか流れないワンウエイバルブが取り付けられていて、排出されたフルードと一緒に、”噛んだエア”も逆流しないというもの。
ワンウエイバルブ↓
もうひとつ。
コンプレッサーに接続して、負圧でブレーキフルードを抜き取るチェンジャー。
中華製らしき安価なものがネットで販売されています。
ただレビューを見ると、私が持っている馬力のないコンプレッサーでは吸引力が弱く、時間ばかりかかり、なかなかフルードが抜けないそうな・・・。(^^;
私の場合、ワンウエイバルブ付きのブリーダーをメインに使い、ワンウエイバルブだけでは抜けきれなかったエアを、こいつでエア抜きできればいいかなあと、購入してみました。
そして作業にあたっては、たくさんのユーチューブ先生からレクチャーを受けました。
バイク整備に関しては、「おい、おい・・。それはあかんやろ!!Σ(´д`;)」ってなユーチューブ動画が実に多いように思いますが、車の整備動画は 整備士さんがけっこうアップされていたり、DIY整備の方でも 参考になる動画がけっこうありました。
10近いユーチューブ動画を参考に、間違いないよう自分なりの作業手順書を作成しました。



ブレーキキャリパオーバーホール(シール類、ゴム類交換含む)、ブレーキフルード交換。 理屈はバイクと一緒なのであまり心配はなかったのですが、唯一不安だったのが、ピストンの組付け。
バイクのダストシールは、オイルシールの外側のシリンダー側面の溝に押し込んで、あとはピストンを押し込んでやればいいだけなのですが、車の場合 オイルシールの外側はシールでなくダストブーツで、シリンダーの上から被せるようになっています。
で、ダストブーツの装着が、シリンダーの溝にガッチリはめ込むタイプの車種と、Cリングでブーツを押さえる車種があるみたい。
ノア子ちゃんは後者のCリングでブーツを抑えるタイプです。
そしてユーチューブ動画にあがっていたのは、ことごとく前者のCリングではないタイプ。
そしてダストブーツとピストンの組付け方は2種類。
ダストブーツを先にキャリパに組んで、ダストブーツを覆うようにピストンをセットし、ブレーキホースの口からエアを拭き入れ、ピストンをグリグリ押し回しながらブーツをピストンに被せるやり方。
もうひとつは、ダストブーツをピストンに先に被せて、その状態でシリンダーに装着する方法。
ユーチューブで見た人達のやり方は、後者だとなかなか入りにくいので、前者のブレーキホースの口からエアを吹き入れながら、先に装着したダストブーツをピストンに被せるやり方でした。
このあたりが、一番の不安でした。(実際の作業で不安は現実になりました。('A`|||))
さて、いよいよ作業にとりかかりま~~す。v( ̄∇ ̄)v
まずは車の車体をあげるわけですが・・。
青空整備のあたい。
コンプレッサーやらなにやらを移動するために、バイクも移動させたりなんやかんやと、ジャッキアップするまで1時間近くかかります。(;´Д`)
画像は前輪をジャッキアップしていますが、実際はリザーバタンクから一番遠いところからということで、後輪からあげています。
あたいは↓の順番で分解整備していきました。 このあたりは、いろいろあるみたいでよくわからなかったので、とりあえずオーソドックスな順番で・・(^^;
作業前のフルードの状態です。
2年前の車検の時、すごく汚れていたということで車屋さんで全量交換となりました。なので、ほどほどきれいな状態っす。
ブレーキホースをホースクランプで締め、・・・略・・・、クローフットレンチでバンジョーボルトを緩めます。
リヤのバンジョーボルト(2面幅17mm)。 スパナだとリアサスが邪魔して、うまく緩め/締めができないんですよね~~。
<クローフットレンチ>
これだと上方向からバンジョーボルトをまわせて、ものすごく便利でした!!
リア側のバンジョーボルトはテーパー状になっていて、ワッシャーもかませておらず、クローフットレンチで最初に緩めたら、あとはキャリパーを手に持ち回転させて取り外します。
キャリパー取り外し。
フロント側が特に汚かったっす。(^^;
エアでピストンを押し出します。
かまぼこ板とディスクブレーキピストンツールを併用して、徐々に押し出して・・・
最後に ボン

指を挟んだら、間違いなく潰れちゃいます。('A`|||)
ピストンを外したら、シリンダーからめちゃくちゃ汚れた黒いフルードが流れ出てきました。Σ(=゚ω゚=;)
2年前の車検時、車検の〇バック(〇崎自動車)でフルード全量交換して3980円かかったのに・・。
フルード抜く時、ピストン押し戻したら、シリンダー内に溜まった汚れたフルードも排出されると思うんやけど・・・。 ピストン押し戻すんやん、あっという間で手間もかからんと素人のあたいは思うんやけど・・・。 チガウンカシラ??
バケツに洗剤を入れたお湯で、入浴ゴシゴシ。
ボンスターでも目立つ汚れと軽い錆びをおとし再入浴。
思った以上にいい状態でした。 ピストンもパッドの当たり面に錆びがあるものの、側面は綺麗なものでした。 シリンダーもダストブーツの溝上部の一部に錆びがある程度。 ボンスターとピックで錆とり。
ピストンはこのまま使えます。 新品買ったのが無駄になりました。(ノд・。) グスン
オイルシール、ダストブーツ、Cリング、スライドピンブーツ、スライドピンOリング、バンジョーボルト用ワッシャー(フロントのみ)、ブリーダープラグキャップ等 消耗品を一式 交換します。
ここで前述の不安的中!!
ラバーグリスを塗り塗りし、オイルシールを装着後・・・
ダストブーツとCリングを先にキャリパに組んで、ダストブーツを覆うようにピストンをセットし、ブレーキホースの口からエアを拭き入れ、ピストンをグリグリ押し回しながらブーツをピストンに被せるようにしましたが・・・
ピストンをグリグリ途中に、エアの勢いでダストブーツがズボっとシリンダーから外れてしまいます。
何度も格闘すること30分以上。 二つ目におこなったリアの運転席側のキャリパーはこれだけで1時間格闘・・・(TДT)
まいりました・・


日をかえてフロント側の作業の時、これは何か間違っているかも!と・・・
もしかして・・
「ダストブーツをピストンに先に被せて、その状態でシリンダーに装着する方法」でやってみました。
ダストブーツをピストンに先に被せて、その状態でシリンダーに装着し、最後にその上からCリングをはめ込むと・・。
あっという間に装着できました。(゚∇゚ ;)エッ!?
今までの苦労はなんだったんだ???
Cリングでダストブーツを押さえる車種は、こっちの方法が正解だと気がつきました。(^^;
Cリングのないタイプは、しっかりシリンダーの溝にはまりこむんでしょうね。 シランケド(゚∀゚)アヒャ
あとはピストンの出し入れを数回行い、ブーツの収まり具合も確認。
ブレーキパッド。
リアは左右とも4mm残ぐらい。 年間走行距離を考えると、交換しないでも3~4年は大丈夫そうですが、せっかく購入したので交換することにします。
フロントは9mmなので、このまま使用継続っす。
購入した超安価なブレーキパッド。 最近のパッドは面取りしないでも大丈夫とか言われているようですが、たいして時間もかからないので面取りしときました。
シムは今ついているものを清掃して、新しいパッドにつけかえます。
当たり面に鳴き止め用の高粘着グリスを薄く塗っときました。
バンジョーボルト、ブリーダープラグは穴がふさがっていないか確認して、エアも通しておきました。
パッドに組み付ける摩耗センサーや、ブラケット側のパッドの取付部も清掃して、キャリパを組み付けます。
あとはブレーキフルードの全量交換とエア抜きです。
キャリパー側のホースのエアを抜くため、最初にチェンジャーを使って負圧でフルードを抜き取ります。
ブリーダーバルブからのエア吸い込みを少しでも少なくしようと、ブリーダーバルブの根っこあたりにシリコングリスを盛り盛り。(・∀・)
1分ほどチャンジャーで抜き取り、ワンウエイバルブブリーダーに交換。
負圧のチェンジャーのエア抜きの効果は・・・よくわかりましぇん。(゚∀゚)アヒャ
リザーバータンクのフルードを切らさないよう補充しながら、ゆっくりブレーキを踏み踏み。
念のため7~8回 踏み踏み後、いったんブリーダープラグを締め、再度ブレーキを数回踏み込み後、ブリーダープラグを開き、7~8回ブレーキ踏み踏み。 排出されるブレキフルードの色が変わるまでこれを繰り返し行います。
ネットではワンウエイバルブブリーダーを使ってフルード交換されている多くの方が、これで作業を終えていましたが、あたいは ユーチューブ動画をあげている一人の方のやり方を参考にしました。
それは、ワンウエイバルブブリーダー使用後に、ブレーキにつっかえ棒をかまして、押し込んだ状態でブリーダープラグの開閉をおこなうもの。
これだとお助けがいなくても一人でエア抜きができます。
で、2回前の記事で登場したつっかえ棒の登場です。
↓
ブレーキを足で5~6回踏んで、そのあとつっかえ棒の片方をブレーキペダルに、片方をシートにかけて、シートを前方向にスライドさせて、踏みっぱなしの状態を作ります。
そしてキャリパーのブリーダープラグの開閉。
4キャリパー中、2つのキャリパーで残ったエアが排出されるのが目視できました。
このつっかえ棒を使ったエア抜き作業、念のため3~4回繰り返しおこないました。
ブレーキを踏んだ感じ、今まで以上にカッチリした感じです。
これでエア抜きも問題なしです。
(*キャリパーのオーバーホール後は、ワンウエイバルブブリーダーだけではエアが十分に抜けない可能性がありそうです。)
はじめての作業ということで、ピストン/ダストブーツの組付けで往生しましたが、次回からはスムーズに行えそうです。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
おっと、その前に。
今回作業の動機です。
2009年3月初回登録 15歳になるノア子ちゃん。 お仕事していた頃は自動車も2台所有していたので、いまだに走行距離は8万8千kmと年数の割には少な目ですが、けっこうお年寄りになってきました。(^^;
あと3~4年前後に”終の”車に買い替えるつもりですが、現行ノア子ちゃんのブレーキ周りのシール類は交換したほうがいいかなあと・・。
バイクのブレーキ周りのオーバーホールは、自分で何度もやっているものの、車に関してはやったことがありません。
それはエア抜きの作業が、車だと一人ではできないと思っていたから。
バイクだと片手でブレーキレバーを握って、片手でキャリパー側のブリーダープラグの開閉が一人でできますが、車だと大ダコではないかぎり 片足でブレーキ踏んで、手でブリーダープラグの開閉が一人でできません。
車屋さんのように、負圧でブレーキフルードをブリーダープラグから抜き取るブレーキフルードチェンジャーも持ってないし・・。
ところが、一人でブレーキフルードの交換作業ができるアイテムがあるのをネットで見つけました。
ひとつは、前回記事でも紹介したコレ↓
ブリーダープラグに取り付けるホースに、一方方向にしか流れないワンウエイバルブが取り付けられていて、排出されたフルードと一緒に、”噛んだエア”も逆流しないというもの。
ワンウエイバルブ↓
もうひとつ。
コンプレッサーに接続して、負圧でブレーキフルードを抜き取るチェンジャー。
中華製らしき安価なものがネットで販売されています。
ただレビューを見ると、私が持っている馬力のないコンプレッサーでは吸引力が弱く、時間ばかりかかり、なかなかフルードが抜けないそうな・・・。(^^;
私の場合、ワンウエイバルブ付きのブリーダーをメインに使い、ワンウエイバルブだけでは抜けきれなかったエアを、こいつでエア抜きできればいいかなあと、購入してみました。
そして作業にあたっては、たくさんのユーチューブ先生からレクチャーを受けました。
バイク整備に関しては、「おい、おい・・。それはあかんやろ!!Σ(´д`;)」ってなユーチューブ動画が実に多いように思いますが、車の整備動画は 整備士さんがけっこうアップされていたり、DIY整備の方でも 参考になる動画がけっこうありました。
10近いユーチューブ動画を参考に、間違いないよう自分なりの作業手順書を作成しました。



ブレーキキャリパオーバーホール(シール類、ゴム類交換含む)、ブレーキフルード交換。 理屈はバイクと一緒なのであまり心配はなかったのですが、唯一不安だったのが、ピストンの組付け。
バイクのダストシールは、オイルシールの外側のシリンダー側面の溝に押し込んで、あとはピストンを押し込んでやればいいだけなのですが、車の場合 オイルシールの外側はシールでなくダストブーツで、シリンダーの上から被せるようになっています。
で、ダストブーツの装着が、シリンダーの溝にガッチリはめ込むタイプの車種と、Cリングでブーツを押さえる車種があるみたい。
ノア子ちゃんは後者のCリングでブーツを抑えるタイプです。
そしてユーチューブ動画にあがっていたのは、ことごとく前者のCリングではないタイプ。
そしてダストブーツとピストンの組付け方は2種類。
ダストブーツを先にキャリパに組んで、ダストブーツを覆うようにピストンをセットし、ブレーキホースの口からエアを拭き入れ、ピストンをグリグリ押し回しながらブーツをピストンに被せるやり方。
もうひとつは、ダストブーツをピストンに先に被せて、その状態でシリンダーに装着する方法。
ユーチューブで見た人達のやり方は、後者だとなかなか入りにくいので、前者のブレーキホースの口からエアを吹き入れながら、先に装着したダストブーツをピストンに被せるやり方でした。
このあたりが、一番の不安でした。(実際の作業で不安は現実になりました。('A`|||))
さて、いよいよ作業にとりかかりま~~す。v( ̄∇ ̄)v
まずは車の車体をあげるわけですが・・。
青空整備のあたい。
コンプレッサーやらなにやらを移動するために、バイクも移動させたりなんやかんやと、ジャッキアップするまで1時間近くかかります。(;´Д`)
画像は前輪をジャッキアップしていますが、実際はリザーバタンクから一番遠いところからということで、後輪からあげています。
あたいは↓の順番で分解整備していきました。 このあたりは、いろいろあるみたいでよくわからなかったので、とりあえずオーソドックスな順番で・・(^^;

2年前の車検の時、すごく汚れていたということで車屋さんで全量交換となりました。なので、ほどほどきれいな状態っす。
ブレーキホースをホースクランプで締め、・・・略・・・、クローフットレンチでバンジョーボルトを緩めます。
リヤのバンジョーボルト(2面幅17mm)。 スパナだとリアサスが邪魔して、うまく緩め/締めができないんですよね~~。
<クローフットレンチ>
これだと上方向からバンジョーボルトをまわせて、ものすごく便利でした!!
リア側のバンジョーボルトはテーパー状になっていて、ワッシャーもかませておらず、クローフットレンチで最初に緩めたら、あとはキャリパーを手に持ち回転させて取り外します。
キャリパー取り外し。
フロント側が特に汚かったっす。(^^;
エアでピストンを押し出します。
かまぼこ板とディスクブレーキピストンツールを併用して、徐々に押し出して・・・
最後に ボン
ピストンを外したら、シリンダーからめちゃくちゃ汚れた黒いフルードが流れ出てきました。Σ(=゚ω゚=;)
2年前の車検時、車検の〇バック(〇崎自動車)でフルード全量交換して3980円かかったのに・・。
フルード抜く時、ピストン押し戻したら、シリンダー内に溜まった汚れたフルードも排出されると思うんやけど・・・。 ピストン押し戻すんやん、あっという間で手間もかからんと素人のあたいは思うんやけど・・・。 チガウンカシラ??
バケツに洗剤を入れたお湯で、入浴ゴシゴシ。
ボンスターでも目立つ汚れと軽い錆びをおとし再入浴。
思った以上にいい状態でした。 ピストンもパッドの当たり面に錆びがあるものの、側面は綺麗なものでした。 シリンダーもダストブーツの溝上部の一部に錆びがある程度。 ボンスターとピックで錆とり。
ピストンはこのまま使えます。 新品買ったのが無駄になりました。(ノд・。) グスン
オイルシール、ダストブーツ、Cリング、スライドピンブーツ、スライドピンOリング、バンジョーボルト用ワッシャー(フロントのみ)、ブリーダープラグキャップ等 消耗品を一式 交換します。
ここで前述の不安的中!!
ラバーグリスを塗り塗りし、オイルシールを装着後・・・
ダストブーツとCリングを先にキャリパに組んで、ダストブーツを覆うようにピストンをセットし、ブレーキホースの口からエアを拭き入れ、ピストンをグリグリ押し回しながらブーツをピストンに被せるようにしましたが・・・
ピストンをグリグリ途中に、エアの勢いでダストブーツがズボっとシリンダーから外れてしまいます。
何度も格闘すること30分以上。 二つ目におこなったリアの運転席側のキャリパーはこれだけで1時間格闘・・・(TДT)
まいりました・・
日をかえてフロント側の作業の時、これは何か間違っているかも!と・・・
もしかして・・
「ダストブーツをピストンに先に被せて、その状態でシリンダーに装着する方法」でやってみました。
ダストブーツをピストンに先に被せて、その状態でシリンダーに装着し、最後にその上からCリングをはめ込むと・・。
あっという間に装着できました。(゚∇゚ ;)エッ!?
今までの苦労はなんだったんだ???
Cリングでダストブーツを押さえる車種は、こっちの方法が正解だと気がつきました。(^^;
Cリングのないタイプは、しっかりシリンダーの溝にはまりこむんでしょうね。 シランケド(゚∀゚)アヒャ
あとはピストンの出し入れを数回行い、ブーツの収まり具合も確認。
ブレーキパッド。
リアは左右とも4mm残ぐらい。 年間走行距離を考えると、交換しないでも3~4年は大丈夫そうですが、せっかく購入したので交換することにします。
フロントは9mmなので、このまま使用継続っす。
購入した超安価なブレーキパッド。 最近のパッドは面取りしないでも大丈夫とか言われているようですが、たいして時間もかからないので面取りしときました。
シムは今ついているものを清掃して、新しいパッドにつけかえます。
当たり面に鳴き止め用の高粘着グリスを薄く塗っときました。
バンジョーボルト、ブリーダープラグは穴がふさがっていないか確認して、エアも通しておきました。
パッドに組み付ける摩耗センサーや、ブラケット側のパッドの取付部も清掃して、キャリパを組み付けます。
あとはブレーキフルードの全量交換とエア抜きです。
キャリパー側のホースのエアを抜くため、最初にチェンジャーを使って負圧でフルードを抜き取ります。
ブリーダーバルブからのエア吸い込みを少しでも少なくしようと、ブリーダーバルブの根っこあたりにシリコングリスを盛り盛り。(・∀・)
1分ほどチャンジャーで抜き取り、ワンウエイバルブブリーダーに交換。
負圧のチェンジャーのエア抜きの効果は・・・よくわかりましぇん。(゚∀゚)アヒャ
リザーバータンクのフルードを切らさないよう補充しながら、ゆっくりブレーキを踏み踏み。
念のため7~8回 踏み踏み後、いったんブリーダープラグを締め、再度ブレーキを数回踏み込み後、ブリーダープラグを開き、7~8回ブレーキ踏み踏み。 排出されるブレキフルードの色が変わるまでこれを繰り返し行います。
ネットではワンウエイバルブブリーダーを使ってフルード交換されている多くの方が、これで作業を終えていましたが、あたいは ユーチューブ動画をあげている一人の方のやり方を参考にしました。
それは、ワンウエイバルブブリーダー使用後に、ブレーキにつっかえ棒をかまして、押し込んだ状態でブリーダープラグの開閉をおこなうもの。
これだとお助けがいなくても一人でエア抜きができます。
で、2回前の記事で登場したつっかえ棒の登場です。
↓
ブレーキを足で5~6回踏んで、そのあとつっかえ棒の片方をブレーキペダルに、片方をシートにかけて、シートを前方向にスライドさせて、踏みっぱなしの状態を作ります。
そしてキャリパーのブリーダープラグの開閉。
4キャリパー中、2つのキャリパーで残ったエアが排出されるのが目視できました。
このつっかえ棒を使ったエア抜き作業、念のため3~4回繰り返しおこないました。
ブレーキを踏んだ感じ、今まで以上にカッチリした感じです。
これでエア抜きも問題なしです。
(*キャリパーのオーバーホール後は、ワンウエイバルブブリーダーだけではエアが十分に抜けない可能性がありそうです。)
はじめての作業ということで、ピストン/ダストブーツの組付けで往生しましたが、次回からはスムーズに行えそうです。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ






















































