昨日の記事の続きだす 

クロスカブで古代山城の「城山(きやま)」にやってきました。

山頂部分には展望台が設けられていました。

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めちゃ見晴らしいいっす 

東には高松市内方面。

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讃岐富士こと飯野山。

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そこから西の方。

そうそう。 香川県の山って特徴があるらしいですね。

私はこれが普通だと思ってたんやけど、サラリーマン時代 転勤でこの地を訪れた人達が決まってビックリするのが香川の山。

「ポコッ、ポコッとした山ばかり」

言われてみればそうかも~~

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画像だとわかりにくいけど、奥に広がるのは瀬戸内海。

こんな案内板もありましたよ。

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 瀬戸内海の生い立ち

今から約200万年前に始まった日本列島の新しい地殻変動によって、中国山地と四国山地が隆起し、瀬戸内一帯は、沈降して東西に広がる大き な平坦地ができました。

その後、50万年前には、北東一南西方向にいくつかの隆起があり、淡路島や、小豆島、備讃諸島、芸予諸島などの骨格ができ、平坦部、盆地に分断されました。

そして、1万年前までくりかえされた、氷期と間氷期によって、海面も上昇と低下をくりかえし、 陸地が大きくひろがったり、海水が陸地の奥まで 進入したりする時期が続きました。

しかし、約3万年前のウルム氷期最盛期を最後 に世界の気候が温暖になり、大陸の氷河がとけて 海面が上昇し、瀬戸内に海水が進入して内海となりました。

そして、6000年前には現在の瀬戸内海の姿となりました。

平成4年度 香川県


いろいろ年代が出てくるけど、どういう時代だったか? 学校のお勉強が苦手だったmichiruくんはピンとこんがな・・ 


ちゅうことで調べましたよ。

中生代(約2億5000万 - 約6500万年前)

2億5000万年前 - 爬虫類から双弓類を経て進化した恐竜の出現。中生代の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀を通して恐竜が繁栄。
恐竜は気嚢をもち低酸素環境に対応できた。哺乳類の祖先の横隔膜をもつ単弓類は低酸素環境に対応できずに衰退した。

1億年前 恐竜の全盛時代

6550万年前 - 生物の大量絶滅(白亜紀末)。この頃、恐竜が絶滅。アンモナイトも絶滅。
隕石の落下による環境の激変を原因とする説が有力と考えられている。

恐竜は、2億 3000万年前から6600万年前までの約1億 6000万年もの長い間生きていたのです。


新生代(約6500万年前 - 現代)

推定約600万 - 400万年前 - 琵琶湖の形成。
琵琶湖は世界に現存する湖の中では3番目に古い湖と考えられている。

370万 - 100万年前 - アウストラロピテクス(猿人)
最初の人類とされる。一定の道具使用した。

約200万年前 - フィリピン海プレートに乗って移動してきた伊豆半島が北アメリカプレートに衝突し、富士山や箱根などの噴火の引き金になった。

⇒この頃に、中国山地と四国山地が隆起し、瀬戸内一帯は、沈降して東西に広がる大き な平坦地ができたようですね。 中四国だけでなく、日本各地で地殻変動があったんでしょうか?


概ね70万年前頃
この頃から10万年周期の気候変動が見られるようになる(氷期・間氷期)。

約50万年前 - 北京原人。

⇒北東一南西方向にいくつかの隆起があり、淡路島や、小豆島、備讃諸島、芸予諸島などの骨格ができ、平坦部、盆地に分断されたのがこの頃。
今の香川と岡山、愛媛と広島、徳島/淡路島/兵庫あたりが陸続きだったんですね。


約40万年前 - マンモスは、北東シベリアで誕生したとされている。

約23万年前 - ネアンデルタール人の出現。
この頃、温暖期のピーク。
この後、緩やかに寒冷化へと向かい、14万年前頃に氷期のピークとなった。

約20万 - 19万年前 - ホモ・サピエンス(現在のヒト)の出現。16±4万年前のミトコンドリア・イブの存在。
アフリカに出現、10万年前頃にユーラシア大陸にも拡大したと考えられている。

約14万年前 - 氷期(リス氷期)のピーク。
この後、急速に温暖化へと向かった。

約13万 - 12万年前 - 温暖期のピーク。
現在よりも温暖であったと考えられている。この後、急速に寒冷化し、約11万年前頃から緩やかに
上下を繰り返しながら徐々に氷期へと向かった。


約2万年前 - ウルム氷期(最終氷期)のピーク。気温は年平均で7 - 8℃も下がった。そのため地球上で氷河が発達し、海水面が現在よりも100mから最大で130mほど低かったと考えられている(海水準変動を参照)。
その後、温暖化と寒冷化の小さな波をうちながら、長期では徐々に温暖化に向かった。


約1万6000年前 - 東南アジアにあったとされるスンダランドが、海面上昇により徐々に後退。
海面の上昇により、他にも、アラスカとロシアの間にあるベーリング海峡(氷期には陸続きだった)の海没や、大陸と地続きだった日本も徐々に島化が進んだ。

約1万3000年前 - 日本列島が大陸から完全に離れ、ほぼ今の形を整えたと考えられている。
マイナス約60mの宗谷海峡が海水面下に没した。対馬暖流は一進一退を繰り返しながら日本海に流入していき、
約1万から8千年前の間に、現在と同じような海洋環境になったと考えられている。

約1万3000 - 1万年前、温暖化が進行しつつあったが寒冷気候に戻った時期である。
グリーンランドの氷河に彗星からの隕石が衝突したのが原因という説もある。北ヨーロッパなどでは「新ドリアス期」と呼ばれている。


約1万年前 - この頃、最後の氷期(最終氷期)が終わったとされる。
約1万年前 - この頃、ヨーロッパ中部の火山活動が終息へ。


前5000年 - 前3000年頃 - 完新世の気候最温暖期。
この頃、海面は現在よりも数m(4mから10mまで諸説あり)程度高かったと考えられている。→ 海面上昇、縄文海進。


こうやって見ると、長い地球の歴史の中では、温暖化と氷期の繰り返しなんですね。

今、しきりに環境破壊による地球温暖化が叫ばれていますが、このままずっと温暖化が加速するのでしょうか?

地球史を見ていると、いつか気候の揺り戻しが起こるんじゃあないかと思ってしまいまいた。

そして、惑星や大隕石の地球衝突なんてことも、絵空事ではないんですね 

コ、コワ~~~ ヽ(TдT)ノ


こんな案内板も。

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 城山の地形・地質

城山は、上部が平坦で、屋根の形をした台 ・地形ですが、どうしてこのような地形ができたのでしょう。
瀬戸内海一帯の大地は、花崗岩を基盤としていますが、花崗岩は、風化が著しく、また、風雨にもろく、浸食に弱い性質をもっています。

しかし、城山は、花崗岩の上を硬い溶岩(讃岐岩質安山岩)が被っているため、まわりの 崗岩が浸食されても、崩れないで残ったものです。
このような地形をメサ形溶岩台地といい紫雲出山、象頭山、五色台、屋島、小豆島等があります。 

サヌカイト(カンカン石)は、讃岐岩質安山岩のなかでも最も硬い性質の岩石で、旧石器時代には、狩猟や獲物の解体、木材・骨などの加工に使われていました。
産地は、城山 ・金山・国分台(五色台)等が知られています。

平成4年度 香川県


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 城山の野鳥

日本で記録されている野鳥は、約550種です。このうち、香川県では約280種が観察されています。
野鳥には次のような種類があり、季節によって違った種類の鳥を見ることができます。

夏鳥  繁殖するために日本に渡来する渡り鳥で、春に渡来し夏を過ごし、秋に南方に渡って越冬します。 
冬鳥  越冬するために日本に渡来する渡り鳥で、秋に渡来し冬を過ごし、春に北方に渡って繁殖します。 
旅鳥  渡りの時期に、日本を通過する途中に立ち寄る渡り鳥で、主に春と秋に通過するのが普通です。
留鳥  同じ地域に一年中生息して、季節的な移動はしない鳥です。

城山は、中国地方から四国に渡来するコースになっています。城山で比較的見られる鳥を示しました。 
チッとかピーツと鳥の声が聞こえたら、あたりを見まわしてください。身近なところにたくさんの鳥がいることがわかります。 

夏鳥 アオバズク(290) キビタキ(135) コサメビタキ(130) サシバ(470) ホトトギス(280) 
冬鳥 カシラダカ(150) キダイタダキ(100) ツグミ(244) ハクセキレイ(210) マヒワ(125) 
留鳥 イカル(230) ウグイス(155) エナガ(135) キジ(1250) キジバト(330) コゲラ(150) シジュウカラ(145)

( )内は、全長を示しました。 単位:mm



この日は、気温30℃。

木陰のベンチに腰をおろしました。

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頬をなでる風が気持ちいいっす   聞こえるのはウグイスの「ホーホケキョ」

眼下の風景をボケ~と見ながら、ついつい居心地がよく・・・、30分ほどのんびりしていました。


さて、ぼちぼち次に向かうとしますか。

-続く-