みなさん、ヤマロク醤油さんってご存じでしょうか?

小豆島にある醤油蔵さんです。

あたいは、この時(↓)はじめて ヤマロク醤油さんの「鶴醤(つるびしお)」をいただいてから、この醤油の”とりこ”になってしまいました v( ̄∇ ̄)v




TVとかにも取り上げられたこともあり、ご存じの方も多いかも~ (*゚▽゚*)

IMG_20210626_00011024_1
子や孫の世代に木桶仕込みの本物の醤油を残します!
『木桶職人復活プロジェクト』

日本食の基礎調味料である「醤油」「味噌」「酢」「味醂」「酒」は、江戸時代まで全て木桶にて醸造されていました。これらの調味料は微生物の発酵によって造られます。美味しい発酵調味料を 造る微生物たちは、タンクにはほとんどいませんが、木樋には多く住みつくことができます。古来より、「木桶は最高の醸造容器」なのです。

しかし、木桶による醸造は少なくなり、多く残っている業界が醤油と味噌なのですが、生産量の 1%未満というのが現状です。そこで、2009 年に大阪の藤井製桶所に新桶を発注しました。当時、醸造用の木桶を製造できる桶屋さんは、その1社のみでした。その藤井製桶所さん曰く「醤油屋から新桶の発注が来たのは戦後初!」と言われました。このままでは、日本の発酵文化において深刻な問題が発生します。
現在使われている醸造用の木桶は、戦前に作られたものがほとんどです。今から約 50 年後にはほぼ全ての木桶が使えなくなってしまいます。そうなると、本物の木桶仕込みの醤油・味噌・酢・味醂・酒が消えて無くなります。これは日本食の基礎調味 料の本物が無くなるという事なのです。

我々が生きている間は大丈夫ですが、墓場に入った後の子や 孫の世代の問題です。子や孫の代に「本物の日本食の基礎調味料」を残せるかどうかは、木樋による発酵文化が後世に受け継がれるかどうかにかかっているのです。自分たちが墓場に入った後の問題ですが、誰かが動かなければ、日本の食文化の基礎が崩れてしまいます。
そこで、2012年1月に新桶を3本発注し、小豆島の男気のある大工2名と共に木桶職人を目指して修業することとなりました。3人で藤井製桶所に弟子入りし、新桶の製作に取り組みました。出来るかどうか考えるより、ま ずは行動です。発注した新桶 3本を使って、製作の全工程を教えていただきました。藤井製桶所さんから指導していただきながら、どうにか桶屋さんと共に新桶を組上げることもできました。

2013年9月20日 「小豆島で新桶を作る」この思いが現実となりました。材木(吉野杉)を削って組上げ、亡き祖父が残した小豆島の竹で箍(たが)を編みました。多くの仲間の協力により、小豆島で立派な新桶を組上げる事ができ感謝しております。その後は毎年1月に全国から様々な蔵元が集まり、小豆島で新桶を製作しております。

これから新規事業で桶屋を始めます! 全国の蔵元からの新桶の注文にも応えていきます。木桶による発酵文化を残し伝えます。今後も小豆島で木桶を作 り、自分たちで作った木桶で醤油を造り続けます。皆様の子や孫の世代に本物の醤油をお届けでき るように頑張ってまいりますので、応援とご協力をお願い致します。

木桶による醤油造りを次の世代に残すためには、醤油屋が木桶を作らなければならない時代になって来ました。我々の挑戦が どこまで出来るか分かりませんが、皆様方の応援とご協力をお願い致します。
ヤマロク醤油 五代目山本康夫



こちらでお醤油を取り寄せたこともあることから、DMでこんなお醤油の案内を頂きました。
IMG_20210626_00011024_2

『新桶初搾り』天然醸造しょうゆ
500ml 1,296 円  限定 2,400 本
【原材料】国産丸大豆(富山県産エンレイ)、国産小麦(北海道産春よ恋)、天日塩 
【仕込情報】2020年1月製作の新桶 102号2020年3月20日仕込み
6月7日(月)より、随時発送いたします。

昨年大好評につき今年も限定販売します!

新補での醤油は最初の1回目だけです。なぜなら2回目の醤油は1回使っているので「新桶」ではありません。100年以上使う木桶。最初の1回目の記念すべき醤油だけが「新桶初搾り」となるのです。

昨年に引き続き春の発売となりました。これには理由があります。新桶に仕込みをすると、なぜか塩分濃度が0.5~1%程度高くなります。夏は汗をかきます。そうすると体が塩分を欲するのです。
新桶初搾りは春から夏にかけて使っていただきたい醤油ではないかと考えたのです。今回の熟成期間は約1年2ヶ月です。
薄い色とあっさりとした味わいは、 煮炊きなどの料理、白身のお魚、魚介類といい相性に仕上がりました。和食とも相性がよく、ワインで言えば白ワインです。食材によって濃厚な赤ワインの鶴譜と使い分けてご利用ください。ちなみに菊醤はロゼワインですよ。詳しくは別紙の「木桶仕込み醤油は高級ワインのよう」をご覧ください。 

「新桶初搾り」の価格についてですが、500mlで1本 1,296円とさせていただきます。鶴籍を造るために 使う原料の醤油と同じ仕込みをしました。
鶴譜が 500mlで1本1,296円です。その原料になる醤油が同じ値段では高すぎるのでは?と思われるかもしれません。その理由は、木桶の価格を一部原価に上乗せしているからです。実は木桶1本で乗用車が買えます。弊社の様に長い時間をかけて醤油を造ると、木桶代を償却するのに3代(約 100年)かかります。しかし、この負担を次の世代に残したくありません。私の代(約30年)で償却したいと考えれば、その間に十数回しか醤油を造ることができません。今回、木桶代の1/10 を価格に上乗せしました。そうするとどうしてもこの価格になってしまいます。本物の木桶仕込みの醤油を、子や孫の世代に残すために、皆様方のご理解とご協力をお願い致します。

IMG_20210627_00011024_1

限定2400本!

限定品に弱いあたい(^^;

当然 注文しやしたよ (* ̄∇ ̄*)エヘヘ


s20210606DSC05723

s20210606DSC05726

446/2400のナンバリングはが、ちと うれし~~~っす(゚∀゚)アヒャ

たしかに鶴醤と対照的な色。

s20210606DSC05729

鶴醤が赤ワインなら、この新桶初搾りは白ワインかあ。

なるほど~~~。

あたい的には、ガツンとうまみのくる「鶴醤」にたいして、あっさりと主張しない美味しさの「新桶初搾り」かな!?


知らんけど(゚∀゚)アヒャ


こういう食文化のある日本に生まれて良かったなあと、つくづく思いまんねやわv( ̄∇ ̄)v