バイク仲間の間で、「Yahoo!オークション」(以下ヤフオク)のオートバイ取引に関して、LINEのグループトークで話していましたが・・・。

それぞれに認識違いや齟齬があって、一体どれが本当なんだ???(^^; 

で、一生懸命調べましたよ。

言葉そのものを人によって取り違えてたり、手数料、利用料の解釈を間違っていたり、それが ごちゃごちゃになっていて 話がこんがらがっていました。(^^;

ちゅうことで、ヤフオクのオートバイ車体の取引(売買)にかかる費用に関して整理してみました。


以下 オートバイ車体(特定カテゴリー)に関しての記述です。(特定カテゴリーと他の一般カテゴリーの取引では取引のやり方も手数料/利用料も異なります。)

(補足)特定カテゴリーとは?
(PC環境)↓

https://support.yahoo-net.jp/PccAuctions/s/article/H000005399

(モバイル環境)↓

https://support.yahoo-net.jp/SccAuctions/s/article/H000008978


<目次>
1.取引に必要な手数料と利用料
 1)ヤフオク決済手数料:落札者負担
 2)出品システム利用料:出品者負担
 3)落札システム利用料:出品者負担
 4)出品取消システム利用料:出品者負担
 5)主な手数料と利用料のまとめ

2.よくある勘違い等
 1)Yahoo!かんたん決済以外の決済手段は、規約違反か否か。
 2)落札後、ヤフオクでの取引を取引ナビでしなければ、手数料/利用料はかからない!?


1.取引に必要な手数料と利用料

*決済手数料と落札システム利用料、出品システム手数料の内容を理解しないまま ごちゃごちゃにしていると、わけがわからなくなるので注意が必要です。


1)ヤフオク決済手数料⇒落札者負担
2024-07-15かんたん決済手数料01

決済手数料は以下↓のとおり。


https://payment.yahoo.co.jp/buyer/fees/


落札者にかかる決済手数料は、落札者の支払い方法によって異なります。

仮にオートバイの落札金額が¥30,001以上だと、

<PayPay支払い>、<クレジットカード払い>、<コンビニ支払い>を選択した場合振込金額の5%が決済手数料として落札者のヤフオクの「Yahoo!ウォレット」から引き落とされます。

高額取引の場合、5%は大きい金額になりますよね。(´;ω;`)


<PayPay銀行支払い>・・決済手数料 ¥0。 
ただし、落札者がYahoo!ウォレットの支払い方法として、PayPay銀行の口座を登録している場合に限ります。

ヤフオクをよく利用されている方は、売上金の振込手数料もかからないようにPayPay銀行の口座を作られている方が多いみたいですね。 

<銀行振込>・・決済手数料 ¥0。 
ヤフオクの決済手数料は無料ですが、当然ですが金融機関の振込手数料は必要になります。(下記に金融機関振込手数料を無料もしくは安くすませる方法を記述⇒=advice=の項参照。)

・手順
落札者はかんたん決済にて、「銀行振込」を選択。 Yahoo!オークションの取引ごとに専用の口座番号(ワンタイムのPayPay銀行口座番号)が発行され、落札者は銀行窓口・ATM・インターネットバンキングなどで代金の振込。
*メリット:出品者は、自身の口座情報を落札者に知らせずに商品代金を受け取れます。


(補足)銀行振込(ATM、銀行窓口)で支払う(Yahoo!かんたん決済)
(PC環境)↓

https://support.yahoo-net.jp/PccAuctions/s/article/H000005739


(モバイル環境)↓

https://support.yahoo-net.jp/SccAuctions/s/article/H000009360



*注意!
バイク車体等 特定カテゴリーの場合、「ヤフオクかんたん決済」を利用しても、”代金支払い管理サービス”は利用されません。

・・一般カテゴリーでは、落札後 落札者がお金を支払い、そのお金はヤフオク側が代金支払い管理サービスにて一旦プール。  出品者はお金が支払われた事を確認し、商品を発送。 落札者が商品を受け取り後に、出品者にお金が支払われる仕組みですが、特定カテゴリーでは 落札者がお金を支払えば、すぐに出品者に支払われることになります。

この事を理解されていない方が多いようなので注意が必要です。



=advice=
銀行振込の場合の金融機関の振込手数料について
<銀行振込>の場合、金融機関での振込手数料がかかりますが、楽天銀行等のネット専業銀行でのインターネットバンキングを利用すれば、貯蓄者のランクに応じて他行への振込手数料無料になるケースもあります。
ちなみに楽天銀行の場合、口座資産残高に応じて他行への無料振込が@回/月の設定があります。また口座さえ持っていれば、無料回数がない場合でも振込手数料は一律145円です。
また一般の金融機関でもインターネットバンキングを利用すれば、通常の金融機関窓口での振込手数料より安いと思います。
なお一般の金融機関でのATMでの振込上限金額は10万円迄なので要注意です。




2)出品システム利用料⇒出品者負担
一部の特定カテゴリへの出品では、出品システム利用料がかかります。
オートバイの車体等の出品に関しては、¥0(無料)。 自動車等の出品に関しては、¥3,080。
↓参照


*一部の特定カテゴリにおいては、出品した時点で出品システム利用料が発生します。(出品後取消ししても発生。発生するカテゴリーは↑のリンクを参照。オートバイの場合は無料。)

出品した翌月1日に確定し(*翌月1日までに出品取消しても出品システム利用料は発生。ここでいう確定とは請求月(締め日)の確定)、Yahoo!ウォレット(クレジットカード、もしくはYahoo! JAPAN指定銀行の銀行口座)に登録したお支払い方法で請求されます


なお、特定カテゴリーの出品のためには、”LYPプレミアム”の登録が必要です。




3)落札システム利用料⇒出品者負担
出品したオークションが落札されたときにかかります。
オートバイの車体等の落札に関しては、¥1980。 自動車等の出品に関しては、¥3,080。
↓参照


*落札システム利用料は、落札者ではなく出品者の負担になります。

*オークションの終了日(落札日)を基準に前月16日~当月15日までの落札分を当月分として翌月1日に確定し、Yahoo!ウォレット(クレジットカード、もしくはYahoo! JAPAN指定銀行の銀行口座)に登録したお支払い方法に請求されます。⇒落札があった時点で支払い時期は別にして、落札システム利用料は発生する。

*ただし期限内に落札者削除を行った場合、落札システム利用料はかからない。


(PC環境)↓



(モバイル環境)↓



*注:落札者削除について
以前は出品者都合を理由に落札者削除をした際は、出品者に対しヤフオクとオークションマスターからの評価で自動的に”悪い”が−2、落札者都合を理由に落札者削除をした際は、落札者に対しヤフオクからの評価で自動的に”悪い”が-1ついていましたが、2022年2~3月に”悪い”の自動評価は廃止されています。 ただし自動評価は廃止されましたが、これまで通り手動で評価をすることは可能です。





4)出品取消システム利用料⇒出品者負担
入札があったオークションを取り消すとかかります。

オートバイの車体等の出品取消しに関しては、¥550。 自動車等の出品に関しては、¥3,080。
↓参照


*オートバイ車体の取引の場合、もともと出品車負担の出品システム利用料は無料。また落札のなかった場合の落札システム利用料は無料。


5)主な手数料と利用料のまとめ
負担者ごとの手数料/利用料をまとめると以下のようになります。

2024-07-18ヤフオクにかかる主な手数料と利用料01


2.よくある勘違い等

1)Yahoo!かんたん決済以外の決済手段は、規約違反か否か。
⇒特定カテゴリにおいては、Yahoo!かんたん決済以外の規約違反の範囲外となっています。規約違反ではありません。

↓  
Yahoo!-クションガイド細則 A.出品者の禁止行為 23項
2024-07-18決済方法規約01



ただし、自動車カテゴリーの出品においては、かんたん決済以外の決済方法(直接銀行振込、手渡し)も出品者は選択できるようになっていますが、オートバイ車体の出品においては、一般カテゴリと同様でかんたん決済以外は選択できないようになっています。

規約では、かんたん決済以外の決済は可能となっていますが、このあたりはグレイな部分かもしれません。 よくわかりません。(^^;


(補足)
「ヤフオクの直取引禁止」について
ヤフオクにおいて落札前に質問の項目をつかって、ヤフオクのシステム外で取引をすすめることは禁止されています。 

↓  Yahoo!-クションガイド細則 A.出品者の禁止行為 28項
2024-07-18直接取引01

ここに書かれた事は、あくまでもヤフーシステム外での商品の受発注からそれ以降に発生する一連の取引であり、特定カテゴリーにおける直接支払い、直接引き取りが禁止されているわけではありません。

*要注意事項
Yahoo!-クションガイド細則 A.出品者の禁止行為 28項「落札システムを利用しない取引の禁止」は、出品者の禁止行為に書かれています。

質問欄を利用して、相手から直接取引を申し込まれた際、過去に様々なトラブルが発生いること以外にも、ヤフオクからペナルティを課せられるのは取引相手ではなく出品者になります。 


安易に直接取引を相手から持ちかけられても、また持ちかけてもペナルティを負うのは、出品者であることを十分ご留意ください。


2)落札後、ヤフオクでの取引を取引ナビでしなければ、手数料/利用料はかからない!?
⇒落札後、ヤフオク内の取引ナビで取引しなくても、手数料/利用料はかかります。

①出品システム利用料(出品者負担)・・バイクの場合はもともと無料。自動車の場合は有料。落札の有無に関係なく出品した時点で費用は発生します。

②落札システム利用料(出品者負担)・・落札された時点で、落札者削除を期限内に行わない限りは発生します。 

③決済手数料(落札者負担)・・「PayPay銀行支払」、「銀行振込」を選択すれば無料です。

*詳細は上記「取引に必要な手数料と利用料」を参照してください。

⇒ヤフオクは、質問欄等を利用した、落札前の直取引(システム外の受発注等の行為)は禁止。 
ヤフオク側は、出品した時点で、または落札した時点で、落札後に出品者と落札者がどのように取引をしようが、それぞれのシステム利用料は回収できる仕組みになっています。



以上 2024年7月18日時点でのヤフオクの特定カテゴリーにおける取引に関する注意点でした。

私の認識違いがあるかもしれません。 その節はご指摘ください。