2004年式 セロー225WEの燃調不具合の整備記事の続きです。

<前回までの概略>

2024-11~セロー燃調整備記録01












(↓ 画像をクリックすると拡大できます。)

2024-11~セロー燃調整備記録02















前回記事のとおり、パイロットスクリューの戻し回転を5+1/2にすれば、いい感じになったのですが、これではメ-カー規定値の2±1/4とは違い過ぎています。

今までやってきた事以外に、まだ不具合のある箇所が存在していそうです。

またまたキャブレターを取り外します。

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前回迄に未確認だった事項を確認します。

1.キャブ側面のダイヤフラムの状態確認。

前回迄確認していない箇所です。このキャブ側面の小さなダイヤフラムがどういう役目をするのかよくわかっていないあたい。(^^;    劣化があった場合を想定して、以前からヤマハ製じゃない他社メーカーの同一パーツを入手してストックしています。安いから・・。

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うん、ここは大丈夫そうです。v( ̄∇ ̄)v


2.ジェットニードルの確認

キャブのトップケースは、過去再三開いてきましたが、ジェットニードルの段数確認をしていませんでした。

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このWEより以前に所有していたセロー225(3RW)と違って、ジェットニードルの上に樹脂製のホルダーがのっかっています。

逆さまにしてみても落ちてきません・・。

この樹脂製ホルダーを回したらロックが外れるのかと思いましたが、クルクルしても外れる様子はなし・・。

ラジオペンチでつまんで、強引に引っ張るしかないのか??

軽い力で引っ張っても外れないので・・

思いっきり引っ張ると・・

樹脂製ホルダーとニードルの間のはさまっていた小さなスプリングが、どこかにぶっ飛んでいきました。Σ(・ω・ノ)ノ   ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

地べたに這いつくばって、周辺を探すこと10分。

なんとか見つかりました・・。

ん??? ニードルクリップの上になんか厚いシムらしきものがのっかってる。

でクリップの下には樹脂製のスペーサーらしきものも。

(20 年近くも乗っていながら、今までキャブのO/Hしても、このニードル(樹脂製ホルダー)の外し方がわからず、この部分は触りませんでした。)

とりあえずクリップ位置は、メーカー規定値の3段目でした。

その後 もとどおりに組む時、スプリング+ホルダーを強引にグリグリ押し込むしかないのか??

何度か試しに、ニードルの脱着をやっていたら・・ 

ニードルをはずして置いておいたトレーに、もう1枚薄いシムが転がっていました。

(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?  この薄いシムどこから出てきたんだ???

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↑の画像。樹脂製スペーサーの上の3段目にクリップが刺さっています。厚いシムと薄いシムが1枚づつ。

あとはホルダーとスプリングで構成されています。

最初にニードルを引き抜いた時点で、上から<厚いシム><クリップ><樹脂製スペーサ>の順番は確認できていました。

2025-05-23ニードルシム順01

薄いシムはどこにあったんだ???

きっとスプリングがぶっ飛んでいった時に、厚いシムの上にあった薄いシムもその場に落ちちゃったのかと思い、厚いシムの上に薄いシムをのっけて、スロットルバルブにグリグリ押し込んで組みつけました。 本当にこれでいいのか??  (*次回以降記事に続きがあります。)

そして この樹脂製ホルダーって、グリグリ差し込むので正解なのかなあ? 

これまた すごく不安??(^^;


ダイヤフラム+スロットルバルブを引き抜いた際、さらに驚いた事が・・

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前回O/Hした際に発見した粉状の汚れ。 前回綺麗に洗浄していたのに、また発生していした。

前回ダイヤフラムの状態は確認したつもりでいましたが、裏側を指でなぞるとゴムがボソボソしていました。(^^;

この粉状のゴミは、ダイヤフラムの劣化によるものでした。

こういう時のために、ダイヤフラムは1年前に購入してストックしていました。

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サクっと交換します。

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トップケース内の粉状の汚れの原因がわかって、少しだけ心が晴れました。v( ̄∇ ̄)v


この日の作業は・・・

後編に続く。(゚∀゚)アヒャ