Michiruブログ

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校正

エアゲージのお話 最終回「トライアル用低圧ゲージ <力造>の校正」

今回でエアゲージの校正のお話は最終回でやんす

前回記事では、「トライアル用低圧ゲージ -日進計器-」の校正(修正)作業をアップしましたが、今回は もう1個のトライアル用低圧ゲージを校正しまひょ。

このゲージ。かってトライアルの製品を中心に販売されている”ぱわあくらふと”さんのブランド”力造”のゲージとして販売されていたもの。

前回記事で紹介した日進計器製 低圧用ゲージの測定値に狂いがでてきたので、あらたにこれを買いなおしたました。

と、いっても、20数年以上前のこと(^^;

01s2023-01-18DSC09886 - コピー

日進計器製のものより+0.06~0.08kg/cm²程 高いエア圧を示していましたが、これもまた正確なゲージより 低い計測値を示すようになっていました。

では、分解しまひょ。
02s2023-01-18DSC09888

裏蓋と本体部を引き離すのには裏蓋の二つのネジを外せばいいだけなのですが、前面のケースが圧入されていました。

このエアゲージ、分解を前提とした作りではないのは明白・・('A`|||)

”使い捨て”前提なんでしょうね。

ピックツールや、ドライバーの先で前面ケースの”ふち”をおこそうとしますが、ビクともしません(/TДT)/


かくなるうえは・・

万力にはさみ・・・

前面ケースの”縁”に貫通ドライバーの先を当て・・・

ガン! ガン! ガン!! 
03s2023-01-18DSC09889

こんな事を書くと、わざわざ末尾に注意書きをしているにもかかわらず・・

「精密機器にこんな衝撃を与えるなんて、やるべきじゃあない!!」って、コメントがくるんよね~~。


そんなことはわかってますよ。 どうせ使い物にならなくなったエアゲージ。 このままでは捨てるしかないので、少しでもどうにかなるようなら と、自己責任の範囲でやっていること!

こういう事を気にしだすと、ブログを続ける気が失せてしまうので、この記事もコメ欄は閉じています。

前面ケースは、はずせましたが・・

04s2023-01-18DSC09890

前回記事の日進計器製のものは、ケース下部の接続ホース/パイプ部の部分が”コの字”になっていて、本体部とケースが分離できたのですが・・

05s2023-01-17DSC09880z

力造ゲージは、ケース下部の接続ホース/パイプ部の部分が”ロの字”になっていて、このままでは本体部とケースが分離できません・・('A`|||)

↓の画像は、分解後に撮影。
05s2023-01-11DSC09893zza

本体部と接続パイプ部を引き離すしかないので・・

接続パイプ部をバイスグリップでつかみ、ねじを緩めました。 (・∀・)

少々 パイプの外側に傷がついても しゃあないっす(^凹^)ガハハ

言っときますが、パイプに傷がつこうが変形しようが、エア圧には関係ないですからね。
06s2023-01-18DSC09892


分解でき、本体部とケースが分離できました。
07s2023-01-18DSC09893

ちなみに力造ブランドのゲージですが、圧力計は東京の長野計器(株)製の圧力計が使用されていました。

再度、ケースが分離できた本体部と延長パイプ/エアチャックを組み付け、あとは校正作業っす。
s2023-01-18DSC_0952

校正作業のやり方はこちら。




<正>の測定値とあわせるようにブルドン菅を少しづつ修正して、あとは元通りに組み付けて作業完了っす!

圧入されていた前面のケース(蓋)は、ウオーターポンププライヤーで圧入っす

08s2023-01-18DSC09898

これで、昨年購入し正しい計測値の"モンスタースポーツ”のエアゲージと自分では校正不可能な中華製エアコンプレッサー以外のアナログ・エアゲージ4個の校正(修正)ができました~~v( ̄∇ ̄)v

s2023-01-18DSC_0953

さらに、今回の作業や情報収集してわかったこと。

一般の車/バイクのエアゲージは、高級製品以外に安価な普及型のエアゲージがいろいろ販売されていますが、現在 トライアル用の低圧ゲージ(max 1.00
kg/cm²=max 0.10MPa)は、エトスから販売されているものか海外製のJITSEAのものしか見受けられません。

前回記事でとりあげた
日進計器製圧力計を使ったエアゲージも、今回記事の力造(長野計器)エアゲージも圧力計の接合ネジ(おねじ側)は、R1/4(テーパーねじ)のようです(長野計器製のものはもしかするとG1/4(平行ねじ)かもしれません)。

昔からトライアルをやっていた方なら、前者の日進計器製圧力計を使ったエアゲージは、たしかMITANIさんも同じものを扱っていたと思うので、お持ちの方も多いかと思います。

あらたなエアゲージを購入しないでも、今までの計器は捨てず、頭の圧力計だけ交換する方法もあります。

"モノタロウ”で、「R1/4」&「~ 0.10MPa」の圧力計が2千円前後で入手できます。(右下精機製造、山本計器、長野計器etc  ・・)


あたいの場合、これからトライアルするかどうか微妙なのでアレですが、2個の低圧用ゲージの内 一個は圧力計の部分だけ交換するのも”アリ”かなあと (・∀・)

知らんけど。

2023-01-30モノタロウ圧力計01


*注意

何度も書いていますが、新しい正確に計測できるエアゲージは購入済みです。

それまで使っていたエアゲージを、捨てるぐらいならと、今回 このような事をやっている次第です。

今回のやり方は、トライアルをやってた頃、知り合いのIAライダーがやっていたやり方を真似しました。

当時のトライアルのトップライダー(IAクラス)の中では、ちょっと知られた裏技だったかと記憶しています。

ど素人のあたいの記事。 どこまで正しいかは???です。

いちいち文句をつけないで、あたたかい目でみてくださいね。

真似してゲージを壊しても、あたいは責任を持ちませんので、あしからず。 (゚∀゚)アヒャヒャ

一番確かな方法は、お金を払って メーカーに校正に出すか、新しいエアゲージを購入することだす 


<この記事のコメ欄は閉じています>


-関連記事-














エアゲージのお話 その4「トライアル用低圧ゲージAの校正」

前回記事に続いて、今回は・・。

「トライアル用低圧ゲージ -日進計器-」を校正しまひょ 

トライアルを始めた1995年頃時に購入した max 1.0kg/cm²の低圧専用エアゲージ。

圧力計は、大阪にある”日進計器株式会社”のものが使われています。

ゲージケースの直径は、約63mmほどあり、見やすさも使い勝手もいいゲージでした。 

前回記事のものと違い、こちらは実際よりも少なく計測されていました。
01s2023-01-17DSC09878

分解しまひょ

裏蓋の2ケ所のネジをはずすと、ケースと中のゲージ部分がはずせます。
02s2023-01-17DSC09879

ケース左右2ケ所にプラスねじがあり、ケースの前面カバーがはずせます。
03s2023-01-17DSC09897

作りがしっかりしていて、分解してもケースに負荷がかかることはありませんでした。
04s2023-01-17DSC09880

万力にゲージをくわえてさせます。

ブルドン菅の容量も大きく、ブルドン菅と歯車を連結しているステーもプラスティック製ではありませんでした。

校正さえできていれば、歯車も大きく、かなり精度がだせるエアゲージのように思えます。

05s2023-01-17DSC09881

ここからの作業は、前回記事と同様です。




校正(といっていいのかどうかわかりませんが、修正)できましたv( ̄∇ ̄)v

06s2023-01-17DSC09896

あと1個、エアゲージが残ってます。

-続く-

*注意

何度も書いていますが、新しい正確に計測できるエアゲージは購入済みです。

それまで使っていたエアゲージを、捨てるぐらいならと、今回 このような事をやっている次第です。

今回のやり方は、トライアルをやってた頃、知り合いのIAライダーがやっていたやり方を真似しました。

当時のトライアルのトップライダー(IAクラス)の中では、ちょっと知られた裏技だったかと記憶しています。

ど素人のあたいの記事。 どこまで正しいかは???です。

いちいち文句をつけないで、あたたかい目でみてくださいね。

真似してゲージを壊しても、あたいは責任を持ちませんので、あしからず。 (゚∀゚)アヒャヒャ

一番確かな方法は、お金を払って メーカーに校正に出すか、新しいエアゲージを購入することだす 


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-関連記事-















エアゲージのお話 その3「ブルドン菅式エアチャックガンの校正」

前回記事の続きだす 

1988年頃(35年前)に購入した「デイトナ」のエアゲージは、調整ネジを回すだけで 簡単に校正できましたが、お次の「WIKA」のエアチャックガンはいかに!?

01s2023-01-17DSC09877

まずは、分解作業から。

万力にはさんで・・

ゲージ部の根っこをモンキーレンチで ( ̄ε=‥=з ̄) フンガー
 
02s2023-01-12DSC09842a

はすれましたよ v( ̄∇ ̄)v  ネジ部には液体シール材が塗られていたようですねえ。
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まわりのラバープロテクターをはぐり・・

プラスチック製の蓋を、細いドライバーでこじこじして パカッ
04s2023-01-17DSC09859

あとは裏蓋のふたつのネジをはずせばいいみたいっす。

こいつには、前回記事で取り上げたエアゲージについていた”圧力測定値の調整ネジ”はついていませんでした。
05s2023-01-17DSC09860

ばらせやしたよ ヾ(´ω`=´ω`)ノ
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エアゲージの心臓部でやんす (・∀・)

ブルドン菅式圧力計(エアゲージ)の仕組みだす。

06s2023-01-17DSC09867a1

エアにより測定圧力がかかると、ブルドン菅は圧力に比例してまっすぐになろうとする方向に移動する。
07s2023-01-17DSC09866zz

これに連動して④の歯車がまわり、さらにゲージ針と直結した歯車がまわり、ゲージ針が動く仕組み。

08s2023-01-12DSC09849
たぶんね。

知らんけど (゚∀゚)アヒャ


さてと・・・

仕組みがわかれば、やりようがありますよ。

まずは、ゲージ針をひっこ抜いちゃいますよ。

このあたりは、モンキーちゃんの機械式メーターを修理したので、お手のもんざんす.。゚+.(・∀・)゚+.゚




果物用フォークが大活躍だす。

こっそり台所から持ちだそうとしたら、奥様から「何に使うの!? ヾ(▼ヘ▼;)オイコラ!」と怒られてしまいました(^^;

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*先に針を抜く理由は後程説明します。

ここからが繊細な作業だす。

10s2023-01-17DSC09868

このエアチャックガンは、実際よりも+20kpa程度高く計測されてしまいます。

ってことは、ブルドン菅が正しい位置より外にひっぱられている位置にいることになるので・・

このブルドン菅の 円弧を縮める方向に修正してやればいいということです。

ただしこれを誤っちゃうと、計測の命となるブルドン菅を壊しちゃう可能性もあるので、慎重に少しづつ曲げて調整してやらないといけません。

ブルフドン菅の曲げ調整をやっては、針を差し込み、エア測定し<正>のゲージとの差異を確認し、再度 針を抜き→ブルドン菅曲げ調整 →エア測定・・・<正>のゲージと同圧に測定できるまで、これを繰り返し行います。

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*ブルドン菅の曲げ調整前にゲージ針を抜く理由です。

ブルドン菅を今より曲げる方向の場合は、ゲージ針は”0”より時計方向にまわるので支障はでないのですが、逆にブルドン菅を伸ばす方向に調整する場合は、ストッパーでとまっているゲージ針が反時計まわりにまわり、針の破損、歯車等の負担がありえるためです。


12s2023-01-11DSC09841

できた~~~~ ヾ(=^▽^=)ノ

これで<正>の「モンスタースポーツ」のエアゲージと同じ測定値になるように校正できやした~~(*゚▽゚*)


-続く-


*トライアルをやってた頃、知り合いのIAライダーがやっていたやり方を真似しました。

ど素人のあたいの記事。 どこまで正しいかは???です。

いちいち文句をつけないで、あたたかい目でみてくださいね。

真似してゲージを壊しても、あたいは責任を持ちませんので、あしからず。 (゚∀゚)アヒャヒャ

一番確かな方法は、お金を払って メーカーに校正に出すか、新しいエアゲージを購入することだす 


-関連記事-











エアゲージのお話 その1 序章 

皆さん、バイクのタイヤの空気圧は、月1程度確認していますか!?

良い子は、もちのろん!  やっていますよね!! (゚∀゚)アヒャ

で、そのエアゲージの測定値って、正しいですか??? ってなお話ざんすよ v( ̄∇ ̄)v 


昨年、充電式エアコンプレッサーを買ってから、もっぱら こいつを使ってLOVE注入 違った・・エア注入していましたが・・。

どうも、こいつの測定エア圧が最近 狂ってきた(実際より高い値:+7~10kpaで計測される)ようです('A`|||)
s20210628DSC05911

現在 手持ちのエアゲージは 上記中華製エアコンプレッサー以外に下の5つ。

1.1年程前に購入した「モンスタースポーツ」のエアゲージ

・・このゲージ。
充電式エアコンプレッサーを購入した際、既存のエアゲージと測定値がかなり違い、どれが正しいかわからなくなり新たに購入したものです。

昨年「モンスタースポーツ」のエアゲージと「中華製充電式エアコンプレッサー」の測定エア圧は、ほぼニアイコールで、「モンスタースポーツ」のエアゲージの測定値を<正>にしました。

s2021-10-01DSC06601


2.1988年頃(35年前)に購入した「デイトナのエアゲージ」


・・ロードレースをやってた頃に購入した”いにしえ”のエアゲージ。

車もトライアル車以外の公道走行用のバイクも、ずっと このゲージでエア圧をはかっていましたが、
モンスタースポーツ」のエアゲージに比べ+17~18kpa 高く表示されてしまい、以降 使っていません。
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3.いつ購入したか覚えていない「WIKA」の
エアチャックガン

・・いつ購入したかは忘れましたが、これもまた20年は経っているかと・・(^^;

昨年時点で、+12~13kpa 高く表示されていましたが、今般 約+20
kpa程まで誤差が拡大していました。

車のエアを入れるのには、エアチャッククガンが便利なので、このゲージで多めにエア圧を入れて、
モンスタースポーツ」のエアゲージで規定値まで落として使用しています。
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4.低圧用(トライアル用)エアゲージ A

・・1995年 トライアルを始めた時に購入した 
max 1.0kg/cm²の低圧専用エアゲージ。
トライアルにはこの低圧専用ゲージが必須です。

一度自分のミスで、1.0kg/cm²以上入ったタイヤを測定し、針が振り切ってしまい、その後 狂いが出たので校正してもらいました。

その後、知り合いが あたいの許可なしに勝手にこのゲージを使い・・

気づいた時は、すでに遅し・・。 メーター針がふりきれて・・('A`|||)

この低圧専用ゲージ。 結構高価だったんですが、使いものにならなくなり、あらたに低圧用ゲージを買いなおすはめに・・。

当時、やった本人は、知らん顔してるし・・(TДT)

s2023-01-17DSC09896


5.
低圧用(トライアル用)エアゲージ B(力造)

・・上の事件があって買いなおしたもの。 最初に買った低圧用ゲージよりも ぐっとお安いゲージ。

こちらも、もう20年以上前のものかも・・(^^;

こちらは、針が振り切れた以降の上記Aゲージより +0.06~0.08
kg/cm²程 高いエア圧を示していました。(古いゲージが低い値を示す)

低速用エアゲージの2個は、昨年測定した時点で ともに
モンスタースポーツ」、中華製エアコンプレッサーより低いエア圧を示すようになっていました。
s2023-01-18DSC09898

s2023-01-18DSC09899

これだけの数のエアゲージがありながら、現在 まともに使用できるのは”
モンスタースポーツ”のエアゲージのみ・・(´;ω;`)

s2023-01-18DSC09895

ちゅうことで・・・

できるものなら、どうにかせんとあかんよね (・∀・)


-続く-


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